日本宝飾品貿易協会(JJTA) 深澤 裕  

日本の宝飾市場は50年前から急成長をしてピーク時に3兆円になりました。しかしその後バブルが崩壊し、現在1/3の1兆円弱になっています。一方で企業数は2/3にしかなっておらず競争は激しさを増しています。

競争の中から日本の宝飾市場が学んだことは、商品の差別化はもちろんのこと、販売の仕組み、店舗作り、接客サービスやブランディングです。

現在、日本のジュエリーや日本の宝飾企業は、世界から信頼されており、香港などの展示会では一番人気のあるパビリオンに成長しています。しかし、今まで日本の宝飾企業は日本国内でしか販売をしてこなかったので、香港以外の海外市場との交流があまりなされてきませんでした。しかし昨今、成長著しい海外市場を目指して進出意欲は高まりを見せています。

そこで、この度、日本と中国を中心とした海外市場と交流し、相互の貿易を促進することを目的に一般社団法人 日本宝飾品貿易協会を設立しました。

現在までに、中国や中東、ヨーロッパなどでの日本パビリオンの構築やブランド、企業マッチング、、セミナーの実施や、海外業界団体の日本への研修旅行などを実施しており、今後も日本と海外の宝飾市場の交流を進めていきます。